lcyetbrlosa

定額給付金#2

In Essay on 11月 14, 2008 at 1:30 am

完全に読み誤った。
麻生太郎の実利主義者という表象とは噛み合ぬこの件に関する一連の言動に、どこか腑に落ちない点があると察しておきながら、その後は政策批判に終始し独力で本質を見いだすことはできなかった。
結局私も、自民党や民主党、そしてマスコミに煽動されてしまっていることに気づかされる。
垣根では翻弄され一喜一憂している自分に嫌気が差す。

さて、そろそろ本題に入ろう。
「定額給付金」騒動であるが、実はこれ、全てヤラセであると仮定すれば筋が通る。
麻生総理の頭には、財政投融資特別会計の準備金(余剰金)を使ったバラマキなど端から構想にないのだ。
既に2次補正予算案と関連法案の先送りが決定しており、年明けの通常国会で民主党に反対してもらいなかったことにするという筋書きである。
定額給付金「不要」63%(朝日新聞調べ)
マスコミと野党が協力して大々的に批判を展開し、世論はそれに呼応している。
所得制限の議論は景気対策に当初から否定的な与謝野馨が言い出した事で、党内が分断したと見せかけ「混乱」を生じさせることに成功した。
最終的には各市区町村に委ねられることになり、地方の反感も買うことができた。
この所得制限の是非が発端となって目的さえ不透明になり、政府中枢の発言が意図して要領を得なくなる。
これらの煽動によって国民に「迷走」しているイメージを植え付けた。
わざと自滅に向かっている様を不思議に思うかもしれないが、先に述べた様に麻生太郎は政界きっての実利主義者であり、その利害は算出済みだ。
簡単に整理すると、以下の様になる。
・給付金問題にマスコミを釘付けにすることで、国民の関心を文民統制/田母神論文問題と新テロ特措法から逸らしている。(ちなみに、新テロ特措法は20日にも成立する見通しだが、テレビ、新聞でほとんど触れられていない)
・言い出しっぺは公明党(支持母体が創価学会で、中低所得層が中核)…つまり言うなれば自民党と民主党が結託し、公明党外しに動いている。
・政府および財務省は、給付金効果に懐疑的で、財政が逼迫しており総額2兆円の支出は避けたい。
・麻生太郎は自身に鷹派の支持が多いということを心得ている。
・反対多数で廃案に追い込まれた後、中低所得層には「民主党が反対した」と宣伝して回ることで政権再浮揚を狙う。

参考:給付金問題と田母神問題 – 自民党と民主党の結託と世論誘導